肉離れと筋肉痛の違いとは？
肉離れと筋肉痛の違いとは？
肉離れと筋肉痛の違いとはどういったものでしょうか。
どちらも筋肉に痛みを感じているのは違いありませんが、実はまったく別物です。
肉離れは足に起きやすい症状ですが、肉離れでなくても足に痛みを感じている場合はあります。
ここでは肉離れと筋肉痛の違いについて解説していきます。ご参考下さい。
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肉離れと筋肉痛とは
ここでは肉離れと筋肉痛の違いについて解説していきます。
まずは肉離れがどういったものか、筋肉痛はどういったものかを理解する必要があります。
それぞれについて解説していきますので、ご参考ください。
肉離れとは
肉離れとは筋肉に急激な負荷がかかったために、筋肉がダメージを受けて損傷している状態のことです。
ケガをしているといって差し支えないでしょう。
痛めたその場でかなりの痛みを感じ、筋肉が炎症を起こして腫れていたり内出血を起こしている場合もあります。
筋肉痛とは
筋肉痛とは、筋肉を通常より酷使した場合に起きやすい症状です。
痛みを感じているのは筋肉となります。
筋肉を使ったその場よりも、翌日や翌々日などに筋肉に痛みが出ます。
ケガのように筋肉を損傷したものではなく、筋肉を酷使したことによる筋肉疲労のようなものです。
筋力トレーニングなど、筋力がつく過程で筋肉痛が起きます。
筋肉痛は誰でも体験したことがあるはずです。
肉離れと筋肉痛の違い
肉離れと筋肉痛では決定的に違う部分があります。
ここではその違いについて解説していきます。
肉離れは急性。筋肉痛は遅性。
肉離れは痛めたその場で症状を発症するのに対し、筋肉痛はその場よりも翌日などに痛みを感じることが多いです。
つまり肉離れは急性なものに対し、筋肉痛は遅性のものといえます。
肉離れはケガ。筋肉痛は筋力がつく過程。
肉離れは筋肉がダメージを受けて損傷しているというケガの状態です。
それに対して筋肉痛とは、筋肉を酷使することによって生じる痛みで、筋力がつく過程の症状です。
ケガではなく、体が鍛えられているときに生じる痛みです。
肉離れは体に良くないのものですが、通常の筋肉痛は体に良いものといえます。
肉離れでもなく、慢性的な筋肉痛とは
肉離れでもなく、慢性的な筋肉痛というのもあります。
肉離れのように急に筋肉にダメージを受けたわけでもなく、筋力トレーニングをしたわけでもないのに痛みが生じている場合があるのです。
考えられるのは、慢性的に負荷をかけている場合です。
肉離れは足に起きやすいので、足に筋肉痛を感じていると仮定して解説していきます。
例えば、体の使い方の問題もあります。
片足に体重や重心を乗せすぎたりするなど、無意識の内に負荷をかけているために起きることもあります。
それが一時的なものならいいのですが、連日のように続けていると負荷が蓄積されていき、筋肉が固く凝ったような感じになってきます。
そのために痛みが生じている場合もあるのです。
その他のケースでは実際にあった症例ですが、両足のふくらはぎに慢性的に痛みを抱えている男性が来院されました。
仕事も立ち仕事で、常に同じ体勢で作業することが多いようです。
施術を行うと足の痛みは改善はされるのですが、良い状態が長く続かないという感じでした。
ふとその方の靴を見ると、靴の底がかなりすり減っており、底がまったく無い状態でした。それを本人に指摘し、新しい靴に変えたとたん足の痛みもピタッと出なくなりました。
靴の底がすり減っていたために両足に負担がかかっていたのが原因だったのです。
このような感じで日常生活で負荷をかけているのに気付いていないというケースもあります。
筋肉が凝っているために筋肉痛が出ている
筋肉が凝っているために筋肉痛が発症していることもあります。
基本的に筋肉痛を感じている場合というのは、筋肉が固くなっていたり凝っていたりする場合がほとんどです。
逆にいうと、固くなっている筋肉が緩んで柔軟さが出てくれば痛みも解消されるということです。
これは筋肉痛にかぎらず、どんな症状にも共通しているポイントです。
血流の循環を良くすることで筋肉が緩み、筋肉痛も解消されるはずです。
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