肉離れ

【肉離れの修復過程】肉離れはどういった修復過程をたどる?

肉離れはどういった修復過程をたどる?

肉離れの修復過程について。
肉離れの方から受ける質問の一つとして、「どんな過程で治っていきますか」というのがあります。
これは、皆さんが気になるところだと思います。
おおよその過程を把握することで、「これくらいなら動いてもいい」「これ以上はだめ」といった感じで経過ごとにご自分で判断しやすくもなるでしょう。
そして肉離れを一度体験したことのある方ならある程度分かっていることもありますが、初めての方は修復過程がまったくわからないため、過度に不安になっていることもあります。
もちろん肉離れの度合いによっても多少異なってきますが、大まかに修復過程を把握しておくと先が読めるようになるので、気持ち的にも楽になることと思います。
ここでは肉離れの修復過程について、実際の治療現場で経験していることをもとに解説していきます。
ご参考下さい。

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肉離れを放置した場合の修復過程

肉離れを起こすと筋肉が炎症を起こしますが、これは日数が経過するごとに次第に引いていきます。
初期の修復過程は、まずは炎症が引いていく段階なのです。
しかし、なかなか炎症が引かないケースや、逆に炎症が悪化してしまうケースもあるので、基本的には放置しないで早めに治療を受けたほうがいいでしょう。

修復過程の第二段階(放置した場合)

炎症が落ち着いた後が、肉離れ修復過程の第二段階となります。
炎症が落ち着くと、痛めた部分の筋肉には固さが出ます。
この固さは何の処置もしないで放置してしまうと、いつまでも残ってしまうことがあるのです。
そうなると、日常生活では問題ないのにスポーツなどで動いたときのみ痛みや違和感が出るという後遺症的な症状が続くこともあります。
軽度の肉離れなら放置しても自然と解消されることもありますが、中度以上の肉離れの場合は自然治癒に頼らないほうがいいでしょう。
筋肉の固さが解消できれば完治となりますが、治療を受けていない場合は自分でストレッチなどをして固さを解消しようとするケースが多いです。
それで肉離れを完治までこぎつけるケースもありますが、かなりの長期間かかることも多いようです。
肉離れを放置してしまうことで、炎症が引いた後の経過が大変になるリスクが高くなるのです。
 

肉離れを治療した場合の修復過程

肉離れの修復過程について。
肉離れをしっかり治療した場合の修復過程についてです。
肉離れは、発症直後で炎症が起きている状態でも治療することが可能です(あくまで当院の場合です)。
しっかり治療することで、筋肉に起きている炎症も早期に引いていく場合が多く見られ、一回目の施術から腫れが大幅に軽減されることもあります。
ストレッチ的な動作でも早期に伸ばせるようになりやすく、歩行困難の方も普通に歩けるようになるまでの期間が圧倒的に違ってきます。

肉離れ修復過程の第二段階(治療した場合)

修復過程の第二段階についてです。
炎症が落ち着いた後は、筋肉の固さが目立ってきます。
炎症が無ければ患部に対してしっかりした処置を施せるので、固くなっている筋肉も緩んでいきます。
固くなった筋肉が緩むと、ストレッチで目いっぱい伸ばせるようにもなりますし、スポーツを全力で行っても違和感すら出ないような状態にまで回復していきます。
肉離れが良くなると筋肉の形状も元に戻っていくので、様々な負荷を吸収できるようになります。
そうするとスポーツなどで全力を出しても違和感すら感じなくなるのです。
しっかり治療した場合は、放置した場合と比べると修復過程に雲泥の差があります。
肉離れが完治するまでの期間や後遺症の有無などを見ると、経過を良くするためには治療を受けることが必須といえるでしょう。
 

肉離れで修復過程が遅くなるケース

肉離れの修復過程について。
同じ肉離れでも、ケースによっては修復過程が遅くなることもあります。
どういった場合に差が出るのでしょうか。

打撲による肉離れは、筋肉の修復が遅い

相手選手とぶつかった・デッドボールが当たったなど、打撲による症状でも肉離れと診断されることがあります。
このように外部からの衝撃によって起きた肉離れは、通常の肉離れと比べると修復過程に差が出ます。
もちろん完治はできるのですが、完治までの期間や治療回数が通常の肉離れよりも多くかかってしまうことが多いのです。
自発的に起こした肉離れと違い、外部から受けた損傷は筋肉のダメージに差があるからだと思われます。
打撲による肉離れを起こした場合は、通常の肉離れよりも修復過程が悪くなると覚悟したほうがいいでしょう。
しかし、最終的には完治されていきます。

悪化させた肉離れは修復の経過が悪い

肉離れを起こした後に、何らかの要因によって悪化させてしまった場合は修復過程が悪くなります。
症状が悪化している時点で筋肉の状態もさらに悪くなっているので、炎症もひどくなっている場合も多く見られます。
そして悪化させてしまった分、余計な治療期間や治療回数がかかってしまうことになるのです。
肉離れが悪化してしまった場合は修復過程も悪くなるので、完治までの期間も通常よりかかってしまうのは覚悟しましょう。

肉離れを繰り返した場合は、修復過程も悪い

肉離れを何度か繰り返してしまった場合も、完治までの修復過程が悪くなってしまう傾向があります。
肉離れの部分に、さらにダメージを重ねてしまうと筋肉の状態がさらに悪くなってしまうからです。
具体的にいうと、炎症が引いた後の筋肉の固さがさらに顕著になってしまうのです。
筋肉が頑固なしこりになってしまうこともありますし、痛めた部分の延長線上にまで症状が出てしまうこともあります。
その状態で期間が経過してしまうと、筋肉が固い状態で落ち着いてしまいます。
そうなると完治までの期間もかかってしまいますし、改善が難しくなるケースも出てきます。
肉離れを繰り返し起こしてしまった場合は様子を見ずに、すぐに治療を受けるようにしましょう。
発症して間もないほど、改善される見込みは高くなります。
 

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【肉離れ治療】太もも肉離れ治療、ふくらはぎ肉離れ治療について
 
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