肉離れはヨガで予防することはできる？

肉離れで来院される方の中にはヨガをやっているという方もおられます。
治療を受けて症状が良くなるとヨガを再開するわけですが、「ヨガには肉離れを予防する効果はありますか」という質問を受けたことがあります。
ヨガには、肉離れを予防する効果はあるのでしょうか。

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ヨガには、肉離れを予防する効果はある？

ヨガには、肉離れに対する予防効果はそれなりにあると思います。
例えば、スポーツなど始める前にストレッチであらかじめ筋肉を伸ばしておくと、ケガをするリスクが軽減されるというのは一般的によく知られています。
ヨガの場合も同様で、あらかじめ筋肉を伸ばしておくことで負荷がかかった際に肉離れを起こすリスクは、ある程度軽減されると考えられます。
 

肉離れをヨガで治すことはできる？

肉離れをヨガで治すのは、正直難しいと思います。
肉離れを起こしたばかりのときにヨガを行ってしまうと、悪化させる可能性が非常に高くなります。
ヨガを行うとしたら筋肉の炎症が引いてからとなりますが、炎症が引いたあとの筋肉は固さが残って伸ばしづらくなります。
固くなった筋肉をヨガで地道に伸ばしていくというやり方もあると思いますが、仮に治るとしても相当の期間は覚悟しなくてはならないでしょう。

肉離れはヨガで治さず、治療を受けよう

肉離れを起こしたときはヨガで治さずに、しっかりした治療を受けるようにしましょう。
治療を受けることで筋肉の炎症も早期に引いていきますし、炎症後の固くなった筋肉も緩んでいきます。
ヨガで伸ばさなくても、治療によって筋肉を緩めることで自然と柔軟性はついてきます。
結果として、筋肉の伸びしろも増すのです。
このことからも、まずはしっかりした治療を受けて治したほうがいいでしょう。
 

ヨガをやっていて肉離れを起こすケースも

ヨガによって肉離れを起こすというケースもあります。
例えば、ヨガで少し難易度の高いポーズを取ろうとしたら筋肉を痛めてしまうといった感じです。
このようなケースでも、整形外科を受診すると肉離れと診断されたりします。

ヨガで肉離れを起こすと、筋肉はどんな感じになる？

ヨガで肉離れを起こすと、筋肉はどういった感じになるのでしょうか。
スポーツによる負荷とは違うので、筋肉に炎症は起きますがパンパンに腫れることは少ないです。
たいていは痛めた筋肉のスジが少し腫れぼったい感触になる程度の場合が多いです。
筋肉を伸ばそうとすると痛みが生じますし、患部を押しても痛みを感じたりするのは通常の肉離れと同じです。
 

肉離れのときにヨガをやると、肉離れは悪化する

肉離れのときにヨガをやってしまうと、症状を悪化させてしまう可能性が非常に高くなります。
実際に当院に来院された方のケースでも、軽い肉離れのときにヨガをやって症状を悪化させた例もあります。
その他のケースでは、ストレッチで筋肉を痛めて整形外科を受診したら医師にストレッチをやるように言われ、その通りにしたら症状がさらに悪化したという例もありました。
筋肉が炎症を起こしているときは、安静にするのが基本となります。
肉離れと関係ない部位ならヨガを行っても構いませんが、痛めた患部をヨガで伸ばしてしまうと症状を悪化させてしまうのです。

症状が悪化すると、肉離れはどうなる？

症状を悪化させてしまうと、肉離れは治るのが遅くなってしまいます。
筋肉の状態がさらに悪くなってしまうので、痛みの度合いが増すのはもちろん、治療回数も余計にかかってしまうことになります。
このことからも、肉離れのときにはヨガは控えて安静にするようにしましょう。
 

肉離れでお悩みなら当院へ。

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