指で押すと痛い肉離れを治すには。

肉離れを起こすと、たいていの場合は患部を押すと痛いという状態になります。
押すと痛いのであれば筋肉が回復しきっていない状態なので、基本的にはまだ無理をしてはいけません。
このように、押すと痛い肉離れは治っていくものなのでしょうか。
ここでは、肉離れで押すと痛い状態はどういったものかについて解説していきます。
ご参考下さい。

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肉離れを押すと痛いのはなぜ？

肉離れを押すと痛いのはなぜなのでしょうか。
それは、一言でいうと筋肉がダメージを受けて損傷している状態だからです。
中度以上の肉離れなら、見た目にも筋肉がパンパンに腫れて痛々しい感じになっています。
完全に筋肉がダメージを受けて炎症を起こしており、少しの負荷でも痛みを生じたりもします。
筋肉がこういった感じになっていると、１００％押すと痛い状態です。
この状態のときにマッサージやもみほぐしなどは行わないようにしましょう。
 

肉離れになると、必ず押すと痛い？

肉離れになると、必ず押すと痛いものなのでしょうか。
実は、そんなことはありません。
当院に肉離れで実際に来院される方のケースを見ていても、押すと痛い場合と、押しても痛くない場合があります。
中度以上の肉離れは押すとほぼ痛いですが、軽度の場合では押しても痛みを感じないというケースもあるのです。
しかし、押して痛みを感じなくてもその他の動作などで負荷をかけると痛みを感じたりします。
押して痛みを感じなくても、筋肉がダメージを受けている状態に変わりはないのです。
 

筋肉の炎症が落ち着けば、肉離れが完治していなくても押すと痛いのは無くなる

筋肉の炎症が落ち着けば、肉離れが完治していなくても押すと痛いというのは無くなります。
押すと痛いのは筋肉が炎症を起こしているからで、炎症が落ち着くほど押した際の痛みは無くなってきます。
ここで勘違いしてはいけないのは、押すと痛いのが無くなったからといって肉離れが完治したわけではないということです。
押した際の痛みが無くなっても、ストレッチで伸ばしたり運動したりなどの負荷で痛みを感じるということはよくあります。
肉離れの完治の条件は、様々な負荷に耐えられるということです。
押して痛いというのが無くなったからといって、いきなりスポーツを全力で行ったりしないように気を付けましょう。

肉離れは、放置しても押すと痛いのは消える？

肉離れを放置しても、自然治癒である程度回復したりもします。
炎症も自然と消えていったりするので、結果として押すと痛い状態というのも改善されてきたりします。
ただし、押して痛くなくなっても走ったりすることはまだ危険です。
炎症が落ち着いた後の筋肉は必ず固さが残るので、いきなり動くと同じ個所にまた肉離れを起こす可能性が高いのです。
筋肉の固さは自然治癒で治りきらない場合も多いので、押した際の痛みが無くなってもまだ油断は禁物となります。
 

押すと痛い状態の肉離れを治す方法

押すと痛い状態の肉離れを治す方法としては、何らかの治療を受けることが一番手っ取り早いです。
何の治療も受けずに自然治癒やストレッチなどで自力で何とかしようとする方もおられますが、なかなか治りきらなかったり、治るにしてもかなりの長期間かかる場合が多いです。
しかし治療を受けることで、押すと痛い状態を改善するだけならかなりの短期間で済むことも多いです。
もちろんそれで肉離れが完治ではないので引き続き治療は必要ですが、しっかりした処置を繰り返すことで肉離れの完治もかなりの短期間で済むことも多く見られます。
このことからも、肉離れはしっかりした治療を受けるようにしましょう。
 

指で押すと痛い状態なら、負荷をかけないようにする

指で押すと痛い状態のときは、まだ筋肉がかなりデリケートな状態です。
この状態のときに下手に負荷をかけてしまうと、まだ同じ部分を痛めて肉離れを悪化させてしまうリスクがあるのです。
肉離れを押すと痛い状態は、筋肉に炎症が残っている状態です。
日常生活でも、走ったり階段の上り下りなどで痛みが生じる場合も多くあります。
肉離れがある程度改善するまでは無理せず、最低でも日常生活に支障が無くなるまではしっかり治療に専念するようにしましょう。

 

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