自律神経失調症を徹底解説。原因や症状とは?
自律神経失調症を徹底解説。
原因や症状とは?
自律神経失調症の原因や症状とはどんなものでしょうか。
自律神経失調症とは病院で診断されることも多いです。
病院に行かれるくらいなので、体になにかしらの自覚症状があるわけです。
しかし検査しても異常が見つからないと、お医者さんとしては病名をつけることができません。
それで自律神経失調症という診断名をつけることになります。
つまり自律神経失調症というのは病名ではなく、原因がわからない症状を抱えている人につける症状名です。
極端な例では、肩こりがなかなか治らないだけで自律神経失調症と診断されたりします。
当院に来院される方の中にも、実際にそういう方がおられるのです。
しかし、中には本当に自律神経のバランスが取れていないケースもあります。
自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っていますが、その二つの神経がバランスを取れていないために、様々な不調が出ているのです。
ここでは自律神経失調症の原因や症状について、実際に施術する整体師が解説していきます。
ご参考下さい。
理学療法士や作業療法士、実業団選手も来院する整体院
自律神経失調症の症状とは
自律神経失調症の症状とはどういったものがあるのでしょうか。
身体的な症状では、
- 肩こり、首こり
- 腰痛
- 背中のコリや痛み
- 手足にしびれが出る
- 冷え性
- 頭痛
- めまい、ふらつき
- 吐き気
- 頭痛
- 動悸
- 息切れ
- 呼吸が浅い
- 顔が火照る
- 体に力が入らない
- 食欲が出ない
- 不眠
などが挙げられます。
他にも人によって色々な症状がありますが、体に現れる代表的なものはこういった症状だと思います。
しかし、こういった症状があるからといって必ずしも自律神経失調症というわけではありません。
精神的な症状というのもあります。
自律神経失調症の精神的な症状としては、
- いらいらする
- 怒りっぽい
- 不機嫌になる
- 気分が落ち込みやすい
- 急に泣いてしまう
などがあります。
なぜこういった症状が現れるのでしょうか。
それは自律神経と副交感神経に関係してくるのです。
自律神経とは
自律神経は交感神経と副交感神経から成っています。
脳や内臓、筋肉などとも深く関係しており、生命に維持に欠かせない神経です。
ここでは交感神経と副交感神経について説明していきます。
交感神経とは
交感神経とは人間が活発に活動するときに働く神経です。
主に仕事をしてる昼間に働く神経です。この神経が働くことで体に力がみなぎります。
しかしこの神経は仕事をしているとき以外にも刺激を受けます。
例えば、興奮、緊張、不安や恐怖を感じているとき、怒っているとき、危機感を感じているときなど、そのときの精神状態によっても刺激を受けます。
ストレスなどを感じてるときにも交感神経は働きます。
例えばリラックスできるはずの家に帰っても、嫌なことばかり思い出していれば交感神経が働きます。
これでは体が休まるときはありません。
交感神経ばかり働いて肉体的にも精神的にも疲労している方というのはとても多いのです。
副交感神経とは
副交感神経とは休息するときなどに働く神経です。
つまりリラックスしているときですね。体を回復させるときに働く神経です。
食事しているときや睡眠のときなどに重要な神経です。
副交感神経が働くことで内臓がよく働き、夜も眠くなるのです。
精神的な状態でいうと、くつろいでいるとき、安心しているときが挙げられます。
体が緊張しておらず、精神的にも興奮していないときに活動している神経です。
自律神経失調症の原因はストレス
自律神経失調症の原因はストレスにあります。これは間違いないと思っています。
現代人は様々なストレスを受けています。
それが一過性のものならよいのですが、長い期間引きずっていることで体が常に緊張状態にあります。
体が緊張しているときというのは、血管が収縮して血流が抑制されています。
その状態が持続しているときは疲労の回復などもできないので、どんどん体の状態は悪化していきます。
その結果、肩こりや腰痛などのコリや痛みが出やすくなりますし、動悸、息切れ、頭痛など、あらゆる症状につながりやすくなってしまいます。
しかし、ストレスは人間にとって無くてはならないものでもあります。
ストレスは決して悪者というわけではありません。
例えば、人間の体は重力という負荷がかかっています。
重力がないところに行けば、筋力はあっという間に落ちてしまうのはご存知でしょう。
負荷がないと人間はどんどん弱っていきます。
ストレスという負荷は人間が強くなるために必要なものなのです。
ストレスが無くても自律神経失調症になる
ストレスが自律神経失調症の原因と前述しましたが、ストレスがあまりに無さすぎて自律神経失調症になることもあります。
例えば、力を抜きすぎて横にばかりなっていると、体の力が萎えていきます。
副交感神経が働いている状態というか、交感神経が機能していない状態なので、脱力ばかりしている状態では体が活発に働くことができません。
体が動かなければ血流も循環しませんし、筋力も落ちていきます。
普段ストレスが無ければ、突然の出来事があっても対応することもできません。
ストレスといういい意味での刺激が無いということは思考も滞っているので、メリハリの無いふわふわした精神状態です。
こういった状態に陥ることもあるので、副交感神経ばかりが働きすぎて交感神経が機能しないというのも問題があるのです。
交感神経と副交感神経がバランスが取れていることが重要といえます。
自律神経失調症になると冷え性になる?
自律神経失調症で交感神経が優位に立ちすぎていると、冷え性を引き起こすことがあります。
手先や足先が冷えてしまったり、なぜかわからないけどやたらと冷えを感じることがあります。
交感神経が優位に立ちすぎると体が緊張します。
緊張しているというのは血管が収縮して血流の循環が悪くなっている状態です。
逆に副交感神経が優位のときは血管が拡張して血流が末端まで流れていきます。
眠いときに体がポカポカしてきますが、それは副交感神経が優位で血管が拡張するためです。
交感神経優位では体の末端まで血流が循環しにくくなるため、手先や足先に冷えを感じてしまうのです。
自律神経失調症の方は、こういった冷え性を抱えている場合がとても多いです。
自律神経のバランスが取れてくることで、冷え性も徐々に改善されていきます。
自律神経失調症はカフェインが原因でなる?
自律神経失調症はカフェインが原因でなることもあるのでしょうか。
答えは「ある」です。
実際にそういう方が来院されたこともあります。
缶コーヒーを毎日水代わりに飲むそうで、喉が渇けば缶コーヒーを一気飲みするという生活を送っていたそうです。
朝起きるといつもだるくて動き出すまでに時間がかかり、仕事中もだるくてやる気が出ないとのことでした。
体に触れた感触も、文章では伝えにくいのですが普通の方とはあきらかに違う感じでした。
あきらかにコーヒーのカフェインが原因だと思われるので、コーヒーをやめるか減らすよう伝えましたがそれはできないとのことでした。
飲まずにはいられないそうです。カフェイン中毒だったのだと思います。
カフェインは眠気を飛ばすなど、交感神経優位にさせる作用があります。
カフェインを過剰摂取することで無気力になるなどの症状が最近は増えているそうです。
カフェインを少し摂るくらいは問題無いですが、毎日多量に摂取すると自律神経失調症を引き起こす可能性は高いと思われます。
自律神経失調症の原因は日常生活にある。
自律神経失調症の原因は、やはり日常生活にあります。
職場や家庭でのストレスも一因ですが、例えばニュースを見ようとしても耳をふさぎたくなるようなニュースばかり流れています。
インターネットを開けば、トップページにはまた嫌な話題ばかり並んでいます。
いい話は少なく、嫌な話は多く視界に入ってきます。
嫌な気分になれば体はリラックスできません。
そういった状態が普通になると、体が緊張していることになかなか気付けません。
ふとしたことがキッカケでガクッときて自律神経失調症になるも多いのではないでしょうか。
自律神経失調症の方は、ちょっとしたことで興奮しやすかったり、体に力が入るクセのある方が多いです。
逆に体に力が入らない無気力の場合もあります。
そういった状態を戻していくのも日常生活にカギがあります。
少しずつでもいいので日常生活を見直していくことが、自律神経失調症を改善していくことにつながっていきます。
自律神経失調症を治していくことについては、また別の記事に書いていこうと思います。
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